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2014年11月09日

「マダム・イン・ニューヨーク」

先々週、沖縄市民小劇場あしびなーでコザ×桜坂シネマコレクション「マダム・イン・ニューヨーク」を観てきました。

前評判通りのいい映画。大満足。これまでのインド映画は、ミュージカル調でいまいちストーリーに入り込めなかったけど、この作品はオシャレな欧米の作品みたいな、それでいてストーリーがしっかしている感じがする。

夫と二人の子供を持つ専業主婦シャシは、不自由のない幸せな生活を送っているが、夫の女性蔑視的な態度や反抗期の娘から英語ができないことで見下され、軽んじられていた。NYに住む姪っ子の結婚式の準備を手伝うために、単身NYへ行くことに。英語ができないことでカフェで満足に注文もできない...不安と口惜しさ、自信を無くした彼女は、たまたま見つけた4週間で英語をマスターできるという英会話学校に通い始め、同じような境遇の仲間と学んでいくことで、新しいことを学ぶ楽しさや自信を取り戻していく。

それまでは不自由のないただの専業主婦として生きることで、悶々とした気持ちを抑えて家族のためだけに生きてきた女性が、自分に自信を持ち、自立して強くなっていく。

専業主婦や女性だけでなく、男性でも、何か新しいことを始めることを自分の自信の無さから躊躇っている人に「勇気」「自分に自信を持つこと」のようなものを感じさせる映画だと思う。

性別や年齢、立場を問わず多くの人に観て欲しいなぁ。サイドストーリーとしての同じ英会話学校に通うフランス人男性とのプラトニックな恋も、彼女を応援する姪っ子がいろいろ助けるところ、人種・国籍・人種・性別・年齢などが異なるクラスメートと学ぶ様子など大人の青春恋愛映画としてもキュンキュンする(笑)、いろいろと楽しめる映画

個人的には、カフェで英語が出来ないために注文もままならないシーンでの主人公シャシの心細さと緊張感がなぜか強く心に残った。多分、海外や外国人と会話しなくてはいけないときに伝えられないもどかしさと悔しさは経験したことがある人にはあるあるって感じなんじゃないかなぁ。

あと同じ英会話学校に通うフランス人男性とのシーンでお互いに好意を内に秘めている感じがよかった(笑)。甘酸っぱい10代の恋みたいな...(笑)

なんか新しいことを始めよう、何か新しいことを勉強しようという気持ちにさせてくれる映画でした。

これまでのダンスダンスダンスからストーリー重視に変わってきたインド映画は要注目!

映画「マダム・イン・ニューヨーク」
http://madame.ayapro.ne.jp/



Posted by ヲーキ at 20:57│Comments(0)
 
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